中小企業診断士資格とは

<3>

社会保険労務士と中小企業診断士の比較に入る前に、まずはそれぞれがどんな資格であるのかを確認しておきたいと思います。このページで取り上げるのは、中小企業診断士です。

中小企業診断士というのは、簡単に言ってしまえば、経営コンサルティングに関する国家資格なのですが、これだけでは漠然とし過ぎていますので、この資格のとりまとめ団体である中小企業診断協会による説明を紹介したいと思います。

「中小企業診断士は、まず企業の成長戦略の策定について専門的知識をもってアドバイスします。また、策定した成長戦略を実行するに当たって具体的な経営計画を立て、その実績やその後の経営環境の変化を踏まえた支援も行います。このため、中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています」。

経営コンサルタントというと、口頭で助言・指導をするだけというイメージがあるかもしれませんが、上記説明の通り、中小企業診断士にはより具体的な支援実行が求められています。加えて、その専門的な知識を活用して自らが動くだけでなく、クライアントである企業と、行政や金融機関等とのコーディネータとしての役割も担うことになります。

ちなみに、企業経営における3要素として「ヒト・モノ・カネ」の3つの要素がありますが、このうち、「ヒト」に関するエキスパートが社会保険労務士であり、「カネ」に関するエキスパートが会計士や税理士となります。

それでは、中小企業診断士は何のエキスパートかというと、経営に関するエキスパートですから、すなわち「ヒト・モノ・カネ」すべてのエキスパートということになります。
とは言っても、ヒトに関する知識では社会保険労務士には敵いませんし、カネに関する知識では会計士や税理士には敵いません。その意味では、各分野のスペシャリスト系の資格とは異なり、中小企業診断士というのは幅広い知識を万遍なく修めたジェネラリスト系の資格だとも言うことができるでしょう。

>>時間がなくても難関資格が取れる勉強法なら<<

Copyright(c) 2013 社会保険労務士VS中小企業診断士 難易度が高い資格はどっち?. All Rights Reserved.