比較③:出題形式・合格基準

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このページでは引き続き、社会保険労務士試験と中小企業診断士試験の中身に踏み込んだうえで、出題形式と合格基準のふたつの観点から両試験の難易度について検証してみたいと思います。

●出題形式

まず社会保険労務士試験について言えば、5つの選択肢の中から適切な答えを1つ選ぶ「択一式」と、空欄に当てはまる語句を選択肢群の中から選んで答える「選択式」の2つの形式で行われます。
対して中小企業診断士試験は、1次試験は「マークシート方式」、2次試験は「記述式」ならびに「面接形式」で行われます。

中小企業診断士試験の難易度を高めている最大の要因のひとつに、2次試験で実施されている「記述式」試験の存在があります。
中小企業診断士試験の世界では「事例問題」とも呼ばれているのですが、その名の通り、長文の事例が提示され、それを踏まえたうえで、紙面で診断ならびに助言を行います。しかも事例問題は1問ではなく、「組織・人事」「マーケティング・流通」「生産・技術」「財務・会計」から1問ずつ計4問が出題され、まさに総合力が問われる試験となっています。

中小企業診断士試験が、1科目終わるごとに休憩を挟みつつ、計2日間にわたって行われる(2次試験はさらに別日程)のに対して、社会保険労務士試験は、科目数がより多いにも関わらず1日で実施されます。特に「択一式」試験は3時間半ぶっ通しで行われるため、知識もさることながら、相当のタフネスが求められます。

●合格基準

出題形式について確認したところで、何点取れば合格できるのかという「合格基準」についても確認しておきたいと思います。

まず社会保険労務士試験については、年度によって多少異なるのですが、正答率6~7割が合格の目安となっています。ただし、各科目に足切点が設定される(合格発表時に公表)ので、それらも同時にクリアする必要があります。

一方、中小企業診断士試験の合格基準は、1次試験・2次試験ともに、満点の60%以上で、かつ40%未満の科目がひとつもないことと定められています。

必要とされる正答率についても、足切がある点についても、両試験ほぼ同じで、「合格基準」の点では難易度の大きな違いはありません。

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