比較④:学習内容

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「社会保険労務士と中小企業診断士では、どちらが取得しやすいか?」。
この疑問に対する答えを出すためには、試験そのものの難易度だけでなく、そこに至るまでの「受験勉強の難易度」も踏まえて考える必要があると思います。

まず学習環境について見ていくと、社会保険労務士・中小企業診断士ともに人気資格なので、たとえば書店の資格本コーナーに行けば、多くのテキストや問題集の類を見つけることができ、それらを使用することで独学での挑戦も十分に可能です。また同じように、通学講座や通信講座も充実しているので、その意味では勉強法の選択肢も多く、どちらの資格も学習環境は非常に整っていると言えるでしょう。

次に、学習時間について見ていきます。
社会保険労務士試験に合格するために必要な総学習時間は、一般的に800~1000時間と言われています。学習時間に幅があるのは、社会保険労務士試験が法律に関する試験であるからです。法律は日本語で書かれているにも関わらず、文章にクセがあるため読みこなすには慣れが必要で、初めて法律を学ぶ受験生の場合、そのぶん余計に時間を費やす必要があります。

一方、中小企業診断士試験に合格するために必要な総学習時間は、1次試験対策と2次試験対策を合わせて約1000時間と言われています。中小企業診断士試験の試験科目はバラエティに富むため、そのすべてを過去に学習した経験を持つ人というのはそうはいません。その意味では、ほとんどの受験生が横一線でのスタートとなるため、学習時間にもあまり幅は生じません。

最後に、学習の中身について見ていきます。
繰り返しになりますが、社会保険労務士試験は法律に関する試験ですので、受験勉強も暗記が中心になります。
対して中小企業診断士試験の勉強法は、同じように暗記が中心の科目もありますが、たとえば「財務・会計」科目では頭よりも手を動かして、より多くの計算問題を解く必要があります。また、2次試験の事例問題対策では、覚えた知識を助言という形で的確にアウトプットする力を養成しなくてはなりません。

暗記が苦手な人にとっては、社会保険労務士試験の勉強の方が難しく感じられるかもしれませんが、フラットな目で見れば、やはり中小企業診断士試験の勉強の方が難易度が高いと言えるでしょう。

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